小澤さんが総監督の音楽祭典 仏人指揮者「再会を心待ちに」

世界的指揮者の小澤征爾さんが総監督を務めるクラシック音楽の祭典「セイジ・オザワ 松本フェスティバル」の開幕を前に、プログラムの一部で指揮者を務めるステファン・ドゥネーヴ氏がオンラインで会見し、「松本での小澤さんとの再会を心待ちにしている」と抱負を語りました。

フランス出身のステファン・ドゥネーヴ氏は、欧米の数々の名門オーケストラで指揮者を務めた経験を持ち、今回10年ぶりに出演するフェスティバルではプログラムの一部で指揮を行います。
25日オンラインで会見したドゥネーヴ氏は小澤征爾さんについて、「11歳くらいのころに見た、小澤さんが交響曲を指揮している姿がとても印象に残っている。彼のフランス音楽の指揮は特にすばらしく、私が持っているCDの多くが彼の作品だ」と述べました。
また、今回指揮するサイトウ・キネン・オーケストラについて、「世界の一流の演奏家と、日本の最高の演奏家がそろっていて、彼らとともに音楽作りができることは楽しみだ」としたうえで、「松本へ行き、小澤さんと再会することを心待ちにしている」といまの心境を語りました。
「セイジ・オザワ 松本フェスティバル」は来月19日から9月6日まで開かれます。